北の大自然が生む
冬のひがし北海道で出会える動物5選
厳しい北の大地の冬をたくましく生きる野生動物に、一度会いに行ってみませんか。
つぶらな瞳がかわいらしいエゾシカ
エゾシカは、ひがし北海道地域に生息する鹿の一種です。体長が約1.5メートルから2メートルに達し、雄には美しい枝分かれした角が生えます。
冬の厳しい気象に適応し、雪深い地域でも生存できるように厚い冬毛を持っています。また彼らは群れで生活し、特に冬には大きな群れを作り、共同で寒さから身を守ります。
エゾシカは草食動物で、森林地帯や草原で主に野生の植物を摂取しますが、冬には人里近くに出没することも。観光客にも愛されており、ひがし北海道では冬の観察ツアーが盛んです。
夜によく見かけるキタキツネ
キタキツネは赤褐色の毛皮を持ち、腹部や胸部が白色です。しっぽは長く、毛皮の先端が白いことが特徴で、この外見は季節によって変化し、冬にはより厚い毛皮に覆われます。
夜行性で森林、草原、農地など多様な環境に生息し、冬季になると厚い毛皮で寒さから身を守り、餌を求めて行動します。鳴き声は特有で、特に冬になると聞こえやすくなります。
体内にはエキノコックスという直接触れると感染する寄生虫を持っているため、接触することのないように注意が必要です。
立ち姿に癒される大きな尾っぽのエゾリス
エゾリスは約20〜25センチメートルの体長を持ち、柔らかな赤褐色の毛皮が特徴です。特に尾の先端に白い房毛があり、キュートな外見が魅力的。
主に森林や公園、庭園など多くの環境で見かけられ、木の実、針葉樹の種子、キノコ、昆虫を食べます。ツリークライマーで、木の上での器用な動きが可能です。
冬になると、雪の中に隠した食べ物を探すために地下から地上に移動した足跡が雪の上に残り、度々見かけることがあります。
北の舞台で美しく舞うタンチョウ
タンチョウは減少が懸念される絶滅危惧種であり、世界的にも珍しい鳥の一種です。白い身体に鮮やかな赤い頭部を持ち、その美しい姿勢が特徴。羽毛は保温性が高く、極寒の環境でも体温を保つのに役立ちます。
冬季になると北海道に渡り氷の上や湖で餌を求め、特に釧路湿原などで見かけることが多いです。繁殖期にはロシアや中国に渡ります。
ひがし北海道では観察ツアーも盛んです。タンチョウの美しい羽衣と舞台挨拶のような舞いに、目が離せません。
日本で最大級の猛禽類オオワシ
体長が約85〜105センチメートルで、翼を広げると2メートル以上に達するオオワシ。成鳥は頭と尾が白く、体は黒い斑点模様が入っており、この白と黒のコントラストがとても美しいです。
主にカムチャッカ半島やシベリアに生息していますが、冬季には北海道に渡り、流氷の上で魚を捕らえる姿が見られます。他には水鳥や小動物を捕食することも。
国の天然記念物で絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
ひがし北海道は、自然の宝庫です。ここでは、驚くほど美しい風景が広がり、野生の動物たちが自由に生きる姿を見ることができます。大自然は、ストレスから解放される場所であり、自然の奇跡に触れるチャンスでもあります。
冬のひがし北海道への旅は、自然との特別な出会いと、心に残る思い出を作る素晴らしい冒険となることでしょう。ぜひ一度足を運んで、その魅力を感じてみてくださいね。